心臓バイパス手術からゴルフ復帰への道(3)

Pocket

こんにちは。やじろべえです。

ゴールデンウィークが終わってしまいましたが、今年は10連休と言う羨ましい方も大勢いたようですね。

テレビでは、コロナ前の風景が戻ってきた風なことが、うれしい悲鳴のように実況されていました。

私はと言いますと、10連休を遥かに超える20連休(病気休暇)。

幸い、ゴールデンウィーク前に退院はできていたものの、もう、痛みとの戦いで、「どうして俺だけ」と泣き言を言いながら、この天気の良いゴールデンウィークを過ごしていました。はぁ、切ない。。。( ;  ; )

前回はまでは、手術前日までの様子を書いていきました。

今回は、手術当日から集中治療室の様子を書いていこうと思います。

手術に向けて

まずは、カテーテル検査を終えて、カテーテル検査を受けた病院で1泊を過ごしましたが、興奮状態であまり寝た感じもせず、朦朧としながら手術を行う病院へ救急車で移動しました。

最初に診てもらった病院から仰向けになり上を向いたまま移動するため、自分が今どこにいるのか全く分からない状態です。

救急車で15分くらい運ばれた先の病院は秋葉原にある三井記念病院。心臓オペでは有名らしいです。

早速、PCR検査を受け、入院許可をいただくと、高層階にある病室へ案内されました。

そこで、ようやく体を起こすことができたのですが、そこから見える東京駅や品川方面の風景に「おぉ、いい眺め」とおのぼりさん風な感激を憶えました。

まだ、この辺は余裕でしたね。何せ、普段の体調のまま入院してるだけですから。

そこから、心電図を撮ったり、採血したり、手術の説明を受けたり、といろいろなイベントを行うことで、少しずつ手術が現実的に思えるようになってきました。

もう、ここまできたら、あとは好きにしてくれと、カテーテル検査を受けている時と同じ心境です。

いよいよ手術が始まります

オペには担当のお医者さんがチームを組んで対応してくれるようです。

メスを入れてくれる先生は自分よりも年上のようですが、その他の先生は自分よりも遥かに年下でした。

もう、ほんと、最初から最後まで、若い方々に命を救われました。

心臓を担当する外科ですから、相当優秀な人材ばかりなんでしょうね。

手術前日には、麻酔科の先生が説明に来られ、「気が付いたら終わってますから、安心してくださいね」「起きたら知らない場所にいるので、パニックにならないようにね」とこちらの不安をしっかり、取り除いてくれました。

手術当日、朝9時半からオペ開始ということで、朝食もなく、神妙な気持ちでその時を待ちました。

一般病棟からICU(集中治療室)で2〜3日過ごし、HCU(高度治療室)で2日過ごしたあと、また一般病棟に戻るという流れのようで、次にここに戻るときはどうなっているんだろうと考えながらの出発でした。

なので、一般病棟の看護師の方からは「行ってらっしゃい、また来てね」と言った感じで見送られました。

手術室では、長時間の手術による腰痛を予防するため、あぐらをかいた状態で仰向けになり、これで大丈夫といったところまでは覚えているのですが、麻酔ってすごいですね。そこから、「終わりましたよ〜」という声で目が覚めた時には、ICUのベッドの上。

全く、何も無かったかのような感じで目が覚めました。「なんだ、こんなものか」というのが、手術直後の感想です。

その後の地獄

手術は大成功。直後の痛みもないし、なんか晴れ晴れとした気持ちの記憶があります。

だがしかし、です。

すぐに、意識を失い、次に目を覚ましたところから地獄が始まりました。

心臓の大手術をして、ただで済むわけがありません。

知らない間に、いろんな管があちこちに刺さっているし、口から人工呼吸器の管が入ってるし。

まず、何が苦しいか。

呼吸 と 咳 です。

普通に呼吸が浅くて、酸素が入ってこない感覚がある上に、痰が喉に絡むことで呼吸ができなくなるんです。

そして、痰が絡むことによって出てくる唐突な咳。

もう、胸が張り裂けるんじゃないかって思うほどの激痛が走ります。

痰が絡むたびに、ナースコールを押し、吸引してもらいます。

短時間に何回も呼びつけ、申し訳ない気持ちになってるんですが、今吸ってくれないと死んでしまう!という気持ちで必死に呼んでいました。

意識のある時間は苦しい思いしかありませんから、「もう1回麻酔かけて眠らせてくれぇ!」と言った思いでいっぱいでした。

男性看護師が多くなりましたね

そんなこんなで、苦しみながら初日の夜を過ごすのですが、朝になり、人工呼吸器を抜きますということになりました。

これで、少しは楽になるかと安心しましたが、この人工呼吸器を外すのもかなりの力技です。

男性看護師2名と自分との共同作業で、取れた時には「ゴボッ」っと言った感じで、体の中に入れていた風船を取り出した感じがしました。

外したからってすぐに楽になりましたって訳にはいきませんでしたが、口の中の違和感が取れたのは救いでしたね。

しかし、ICUで働く看護師の方々は大変です。

こんな思いをしている患者さんは私だけではなく5、6人いたのかな。

常時、そんな感じの部屋で、患者の必死のわがままを優しく聞いてくれていました。本当に感謝、感謝です。

私を担当してくれた看護師さんは男性が複数名いらっしゃいました。

まだ20代半ばと言った感じです。

後で、聞いた話ですが、かなりの重労働で、離職率も高いとのこと。わかる気がします。

でも、そのような方々がいるから、助かる命があるわけで、なんとか頑張ってもらいたいという気持ちになりました。

世界中の看護師さん、毎日、ありがとうございます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です